嵯峨野観光鉄道に学ぶ経営理念

嵯峨野観光鉄道に学ぶ経営理念

以前、ふと変えたチャンネルで、嵯峨野観光鉄道の特集を見ました。京都の保津川沿いを走るトロッコ列車は今や大人気ですが、嵯峨野観光鉄道は路線変更のために廃線となったJR西日本の山陰線で、観光鉄道として再生させようとしていました。

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しかし一旦廃線となり、荒れ果てた路線を再生することは容易ではありません。この困難な事業を見事にやり抜いた長谷川一彦社長の、嵯峨野観光鉄道経営方針にとても感銘したので、記録としてここに書いておくことにします。

石仏

嵯峨野観光鉄道再生への秘訣

嵯峨野観光鉄道の成功のカギはいくつかありますが、わたしが感銘した長谷川一彦社長の言葉、行動は次の通りです。

1. 社長自ら行動し、社員にその後ろ姿を見せる

2. 列車を走らせる目的を明確化する

3. お客さまからのクレームに対しては、徹底的に何が不満かを調べ上げる

4. 社員こそが会社の財産

社長自らが動いて仕事をこなし、社員の手本となります。 よく父の背中を見て育つと言いますが、社長の背中を見て社員も成長するということでしょうか。

次に嵯峨野観光鉄道は自然を堪能してもらいたいという目的のため、社長を筆頭に、社員皆さんで沿線に桜やもみじを植樹してくれました。そのおかげで、一年中、トロッコ列車からは四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

そして、社長のお話では、以前クレームをつけたお客様に水戸まで会いに行かれたとか、声を上げてくれる方こそ大切にする、誠実に答えることが必要だそうです。

最後に、社員を大事にすれば、社員の仕事に対するモチベーションも上がり、自然と社員自らがアイデアを出して動くため、組織全体の風通しが良くなるわけですね。その結果、会社を良くしようという意識が働いて社員一人一人がお客様を大事にする、これがオンリーワンの会社へと成長していく原動力になります。

そういえばと思い返せば、忙しいにも関わらず活き活きと働く嵯峨野観光鉄道の社員の皆さんの笑顔は、とてもすてきでした。

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嵯峨野観光鉄道は、現在民営鉄道になっています。ホームページには開業当時の様々な苦労についても書いてあり、とても参考になりますので、リンクを張っておきます。

嵯峨野観光鉄道ホームページ

実は、昔関西に住んでいたにも関わらず、旧嵯峨野線のことは全然知りませんでした。嵯峨野線を知ったのは嵯峨野観光鉄道となりトロッコ列車が走るようになってからです。それで、旧嵯峨野線にはどんな列車が走っていたのかと色々と調べていたら、ありましたDVDが。

旧嵯峨野鉄道

運転展望室 旧嵯峨野線の消える日(山陰本線京都駅~園部駅) [DVD]

廃線前の旧嵯峨野鉄道沿線の風景、変貌する前の京都駅なども映像に残されていて、当時を知る人にはとってもなつかしいものと思います。

現在の嵯峨野観光鉄道が走る風景は、ローカル線の車窓vol.8 嵯峨野観光鉄道 トロッコ嵯峨駅〜亀岡駅 [DVD]で良く分かります。しかし、実際に乗って見ると、さらに美しい風景に出会えます。桜から紅葉、雪景色まで、どの季節に乗ってもあきることのない、日本の風景が広がります。

嵯峨野観光鉄道の経営方針から学んだこと

人の上に立つ人は、自らが手本となるような行動をとること。会社組織の一番の財産は、会社を支えてくれる社員である。